誕生日プレゼントは、子供の年齢に合ったものを選びたいものが、実際に選ぶ段階になると何を選んだらいいのか迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。ここでは、4歳の男の子に贈る誕生日プレゼントについて、プレゼント選びのヒントになるアイテムをご紹介したいと思います。
4歳の男の子が興味を持っているもの
4歳の男の子は、幼稚園や保育園に入園し、集団生活を通していろいろなことに興味を持っていきます。親と一緒に遊ぶことからステップアップし、友達と一緒に遊ぶ楽しさを見出すのもこの時期の特徴のひとつ。友達との遊びの中では、ヒーローやキャラクターに扮したごっこ遊びなども増えていきます。
4歳が好きなキャラクターはというと、戦隊ものや仮面ライターシリーズの他、ストーリーが分かりやすい、妖怪ウォッチにポケモン。そして、テレビで見るドラえもんやアンパンマンなどです。
これらのキャラクターは、友達同士で遊ぶツールになるので、誕生日プレゼントの候補になるでしょう。
また、手先が器用になることから、指先を使って組み立てるブロックやドミノ倒しなどにも興味を持って遊ぶようになります。ブロックのおもちゃは、友達と一緒に遊べる他、一人でも十分楽しめるので、集中力の育成や、想像力を養う目的も踏まえたプレゼントになります。
運動面では、ケンケンパやスキップなど複雑な動きができるようになり、体を動かして遊ぶ楽しさを実感できるようになります。友達との勝ち負けも意識するようになるので、どこまでジャングルジムに登れるか挑戦する場面や、鉄棒にぶら下がって耐久時間を競うなどの遊びも増えていきます。
運動能力が発達することから、体を使って遊べるおもちゃをプレゼントするのも良いでしょう。
4歳の男の子はいろいろなことができるようになり、プレゼント選びも難しくなりますが、基本を押さえておけば、プレゼント選びも難しくありません。これらを踏まえておすすめのアイテムについて見ていきたいと思います。
■名前入り絵本
絵本や図鑑を見るのが好きな子には、自分の名前が入った絵本をプレゼントしてみませんか?
名前入り絵本といっても、いろいろな種類があります。子供が主人公となるオリジナルストーリーのものや、4歳の誕生日をお祝いするバースデーレターが絵本になったもの。未来の自分に向けてメッセージが書けるものや、なりたい職業を絵本に直接書き込めるものまでいろいろなバリエーションがあります。
どれも、テンプレートが用意され、どの種類にするか選択した後、子供の名前や生年月日、付け加えたいメッセージを追加すればオリジナル絵本を作ってもらうことができます。
大好きな絵本の中に、自分の名前が書かれていたら、喜んでくれること間違いありません。来年も再来年も読み返したくなるような絵本を探してみましょう。
乗り物のおもちゃ
男の子は電車や車、そしてショベルカーなど、乗り物が大好きです。ミニカーを動かして遊んでいる姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。そんな大好きな車に乗れるとしたらどんな遊びをするのか楽しみになるものです。
乗り物のおもちゃには電動タイプと、足で蹴って進むタイプがありますが、電動タイプは操作が難しく思った場所に動かせない場合があるので、自分の足を使って進むタイプが良いでしょう。
おすすめは、デザインがかっこいい高級車のミニカーや、図鑑で見たことがあるショベルカーです。警察車両に興味を持っている子なら、白バイやアメリカンポリスのミニカーもチェックしてみましょう。
普段良く見ている絵本や図鑑には、子供が興味を持っているものが隠されているので、事前にリサーチしておくとプレゼント選びの参考になります。
■ミニカー・プラレール
実際に乗って遊べるものも嬉しいですが、手先を使って遊ぶことが上手になる年齢なので、小さなミニカーや動かして遊べるプラレールも必見です。
ミニカーなら、リビングやテーブルを使って自由に走らせることができますし、プラレールはレールをつないで、想像したものを形にできるというメリットがあります。
車派かそれとも電車派かで分かれますが、どちらに興味を持っているのかリサーチして、小さなものにするか、それとも乗って遊べるものにするか検討してみましょう。
レゴブロック
デンマークで開発されたレゴブロックは、日本では1962年から販売が開始され、親子で遊べるおもちゃとして幅広い世代に親しまれています。
レゴブロックは、ブロックを組み立ててさまざまな形を作っていく単純な遊びですが、年々進化しピースや作れるものも多様化しています。何より、子供が考えたものを表現することができるので、正解がなく可能性を伸ばせるツールとしても注目を集めています。
レゴの基本は持っているという人も多いかもしれませんが、4歳の男の子ならアニマルや電車、身近なヒーローといったジャンルから選んであげると、作ってみたいという意欲が増すものです。
ピースが増えれば作れるものも広がるので、新たな作品が生み出されるかもしれません。
レゴブロックは、種類が豊富なのでどれを選んだらいいのか迷ってしまうことも。そんな時には、対象年齢が1歳半から5歳までのデュプロシリーズをチェックしてみましょう。デュプロシリーズは、縦・横・高さがレゴの2倍の大きさになっています。大きさで表すとレゴの8倍になるので、1歳半の子でも口に入れても安心な仕様になっています。
普段からレゴで遊んでいてもう少し複雑なものを作りたいのであれば、レゴと同じサイズのレゴジュニアがおすすめです。
作れるものと対象年齢、作った後どんな遊びができるのか考え、遊びの用途が広いものを選ぶようにしましょう。
ドミノ
単純だけど奥が深いドミノおもちゃは、並べて倒すだけではありません。時にはドミノを並べてお部屋や階段を作る他、ままごとをしている時には食べ物に変身することも。
使い勝手が広いドミノおもちゃは、その日の気分でいろいろな遊びに変身させることができるので、何個あっても便利!
ドミノの基本的な遊び方といえば、並べて倒して遊ぶのが定番ですが、並べている時には集中力が必要になりますし、ドミノをどうやって並べて倒すのか考えながら遊ぶので思考力が鍛えられます。
また、ドミノを遊びの材料として使う場合、想像力でいかようにも活用できるので、固定概念に捕らわれない自由な発想を育てることができるというメリットも生まれます。
ドミノの選び方はというと、素材と形、そして色に着目します。キャラクターが描かれているものや、ピースがデザイン化されているものもあります。レゴブロックと同様、楽しさが分かるとピースを増やしたいという気持ちが芽生えることから、シンプルな木製、もしくは、赤、青、黄色などの色がついたプラスチック製がおすすめです。
カプラ
ドミノは平面に並べていくのに対して、上に積み上げていくカプラは、いろいろな形を立体的に作ることができるので、自由な発想で遊ぶことができます。
ドミノはやったことがあるけど、カプラはやったことがないという子でもやり方は簡単なので、プレゼントとしては最適です。
カプラは、積み上げるという単純な作業で集中力を要しますし、上手に重ねていかないと倒れてしまうので、バランス感覚が養われます。
床からスタートし、腰から肩、そして自分の身長を超えて作品を作るのは、非日常の遊びになるため、達成感も得られることでしょう。
また、カプラは床に落ちた時の音にも工夫が施されているので、完成した作品を壊す時の音の爽快感は、また作ってみたいという意欲を引き出してくれるのです。
カプラは100ピースと200ピース、そして専用の木箱に入った280ピースと1000ピースがあります。片付けしやすいよう、木製の木箱に入った280ピースがおすすめです。
木のおもちゃ
木のおもちゃというと、赤ちゃんや幼児さんをイメージする人も多いかもしれませんが、木のおもちゃには知育玩具の要素が含まれているものがたくさんあります。
4歳におすすめなのは、積み木に溝や穴が開いており、組み合わせてビー玉の通り道を作るキュボロです。
史上最年少でプロ棋士となった藤井聡太八段が子供の頃に遊んでいたことで話題にもなりました。
キュボロをはじめとする木のおもちゃはシンプルですが、奥が深い遊びなので集中力や想像力が鍛えられます。正解はなく、遊びながら集団生活では学べないことを習得していくことができるので、どれにしようか迷っているなら、木のおもちゃの知育玩具をチェックしてみましょう。
カードゲーム
幼稚園や保育園では、トランプやかるたなど、カードを使った遊びをすることもあります。
みんなで遊ぶことや、ひらがな、そして数字に対しての興味が高まるので、4歳向けのカードゲームをプレゼントして、覚える力を伸ばしてあげましょう。
おすすめは、なぞなぞやかるたなど、問題と絵が別に書かれていているものです。数字やひらがなが覚えられれば、読める絵本や図鑑の種類も広くなるので、遊びながら学べるものを選ぶようにします。
対象年齢はひとつの目安になるので、年齢をチェックしたらルールが分かりやすく簡単なものをチェックしてみましょう。
海外のカードゲームの中にも面白いものはたくさんあるので、国産にこだわらず間口を広げてチェックしてみるのもポイントです。
ガチャガチャ
お金を入れてレバーを回すとカプセルが出てくる、通称ガチャガチャは、子供はもちろん、幅広い世代に人気があります。
「ガチャガチャが家にあったら」という淡い夢を持った人も多いのではないでしょうか。
そんなガチャガチャが自宅で遊べたら嬉しいものですよね。
空のカプセルにおもちゃを入れる定番の遊び方の他、お菓子やアメを入れても楽しいですし、くじ引きや、なぞなぞを入れるといった使い方もできます。
レバーを回す感覚は手先の操作性を鍛えられますし、何を入れてどんな遊びをするのか想像するのも楽しいものです。
子供の想像力を伸ばしたいなら、ガチャガチャは必見です。
知育玩具
知育玩具は誕生日プレゼントの定番のひとつですが、どれを選んだらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
4歳の男の子はブロックやパズルなど作ることの楽しさが分かる時期ですし、平面から立体へと遊びが発展していきます。
そこで、立体的に作れるマグネットブロックをプレゼントしてあげましょう。
磁石で作られた四角や丸、三角のパーツをくっつけて作るシンプルな遊びですが、作れるものは無限にあります。想像と違った場合でもすぐに取り外して別な形に変えることができるので、納得がいくまで作ることができます。
パズル自体が磁石になっているので、どの面につけてもOK!自由な発想で立体的に建物や乗り物、未来の動物だって作れちゃいます。
マグネットブロックの選び方はというと、磁石の磁力が弱いとせっかく作った作品がちょっとした衝撃で壊れてしまう可能性があります。そのため、磁力が強いものを選び、ピースの色とバリエーションが豊富なものが選ぶようにしましょう。
体を動かす遊具
4歳の男の子は、体を動かすことも好きですが遊具を使った遊びも上手になってきます。そこで、体を使って遊べる遊具のジャンルからプレゼントを選んでみましょう。
サッカーに興味を持っているなら、サッカーゴールがおすすめです。入った時の達成感は大きな成功体験になります。
野球が好きならプラスチックのバットとボールの野球セットは好きな選手の一歩近づけたような感覚になるかもしれません。
また、片足ケンケンができるようになる子もいるので、ジャンプして遊べるホッピングや、ボードに片足をのせて蹴って進むキックスケーターなども喜んでくれることでしょう。
4歳の男の子ができるものは他にもたくさんあるので、普段遊んでいる様子をチェックして、興味を持っているものや得意なものをチョイスしてあげましょう。
まとめ
4歳の男の子は、車や電車、ブロックにレゴなど興味があるものがはっきりしています。好きな部分を伸ばしてあげるチャンスになるので、遊んでいる様子をチェックして子供が興味を示しているジャンルから選んでみましょう。
ライター:yuyumi