出産祝いというとまっ先にベビー用品を思い浮かべますが、探しはじめるとどれを選んだらいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。そこで、これから出産祝いのプレゼントを探す人のために、喜んでもらえるベビー用品のアイテムをご紹介したいと思います。
出産祝いを贈るマナー
まずは出産祝いを贈るマナーについてです。贈るタイミングは、赤ちゃんが生まれてから7日~1ヵ月以内に贈るのが基本となります。ただし、生後7日で退院できない場合もあるので、退院したことを確認してから贈るようにしましょう。贈り方も病院に直接いく場合と、自宅に訪問するケース、そして郵送する場合と渡し方に違いがあります。
生まれてから1ヵ月以内というのが贈る目安なので、焦らず退院の報告を聞いてから選んでも十分間に合います。赤ちゃんが生まれた日をメモして1ヵ月を過ぎないように計画的に選ぶようにしましょう。
出産祝いを贈る際には正式な贈り物を示す、のし(熨斗)をつけます。のしは、誰からもらったものなのかが分かる目印になるので、忘れずにつけるようにしましょう。水引は紅白の蝶結びを使い、「ご出産祝い」と書き贈る人の名前を書きます。名前は名字だけでも構いませんが、丁寧に楷書で書きます。
最後に一番気をつけなければいけないのが、贈ってはいけないものがあるということ。間違って贈ってしてしまうと相手を不快にさせてしまうので注意が必要です。具体的に贈ってはいけないのが、お葬式の香典返しで使用される日本茶や、縁を切る意味が含まれる刃物類。カフェインが含まれるものや甘いものなどは母体に影響があるため避けます。
これらは知らないとマナー違反になり、あなたと相手との関係性を悪くしてしまう要因になるので、注意しなければいけません。
金額の目安
出産祝いを贈る金額は、相手との関係によって変わってきます。友人なら5,000円~10,000円程度になりますし、職場の同僚なら3,000円程度。
同じ職場でも上司や先輩は5,000円~10,000円と関係性によって金額が変わってきます。高価なものや、逆に安く見えるものも失礼になるので、最初に金額の目安を確認してから、贈る品物を選ぶようにします。出産祝いの金額の目安についてはこちらをご覧ください。
- 友人:5,000円~10,000円程度
- 仕事関係(上司):5,000円程度
- 仕事関係(部下):3,000円程度
- 仕事関係(連名):1人1,000円程度
上記はあくまでも目安なので、贈る相手の年代や役職、関係性によっても金額は変わってきます。最初に予算を確認してから、プレゼントを選ぶようにしましょう。
喜ばれるギフトアイテム①:おむつケーキ
赤ちゃんのお世話になくてはならないのがおむつです。そんなおむつを束ねてデコレーションしたおむつケーキは、出産祝いのプレゼントとして非常に人気があります。
おむつケーキは、おむつのサイズと付属アイテムによって値段はまちまち。
プチギフトとして贈るなら1段で2,000円程度のリーズナブルなものがおすすめですし、連名で贈るなら、おもちゃやぬいぐるみ、タオルにスタイ、そしてケーキの中心に名前が入れられる10,000円以上のものもあります。
他のベビー用品との違いはというと、見た目のインパクトがあるので、もらった人はテンションがあがるプレゼントになります。見た目も華やかなので、見て楽しめ、その後使えるという利便性が支持されています。
喜ばれるギフトアイテム②:スタイ
おむつの次に重宝されるのが、口周りをささっと拭けるよだれかけ(スタイ)です。汚れたら取り外して洗えますし、洋服のワンポイントとしても活用することができます。
スタイには普段使い用と食事用、そしてお出かけ用などシーンに合わせて使い分ける人が多いので重宝されます。普段使えるものを贈るなら、肌に優しいタオル地やガーゼ素材のもの。
食事用にはビニールやシリコン素材ならお手入れが楽なので、食事の時の必須アイテムになります。また、お出かけ用にはキャラクターがプリントされたものやブランドものを贈っても喜ばれます。色違いのセットにするか、いろいろな場所で使えるものをチョイスするかはあなた次第。何枚あっても便利なので、プレゼントとして選ぶなら、お出かけ用にブランド物のスタイをプレゼントしてあげましょう。
喜ばれるギフトアイテム③:ベビーバスローブ
お風呂上りは湯冷めしないように、赤ちゃんの水分を拭き取らなくてはいけません。でも、赤ちゃんが動くようになると意外と手間がかかるものです。そんなバスタイムに重宝するのが、赤ちゃん用のバスローブ。
ベビー用のバスローブはポンチョタイプとベストタイプ、そしてガウンタイプがあります。ポンチョタイプはスナップと留めるだけなので、生後3ヶ月位まで使えます。ベストタイプはかぶせて着せるので動くようになる6ヶ月以降の赤ちゃんに適しています。
羽織るだけのガウンタイプは動きが多くなる1歳以降におすすめです。
どの時期に使ってもらいたいかで、種類が変わってくるので、長く使えるものを選ぶなら、6ヶ月以降に使えるベストタイプか、ガウンタイプを選ぶようにしましょう。
どれもシンプルなデザインで赤ちゃんを包み込むように大きめに作られているので、サイズ選びに困りません。さらに、一年を通して使うことができるので出産祝いのプレゼントとして人気があります。
バスローブを選ぶ際には、バスローブの種類と素材に着目して選ぶようにしましょう。素材はパイル地、ガーゼ、そして吸水力が高い無撚糸(むねんし)があります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、実際に手に取って素材の違いを確認してから選ぶようにしましょう。
喜ばれるギフトアイテム④:身長計ガーゼケット
バスローブはお風呂上りや水遊びした後に欠かせないアイテムですが、いろいろなものに活用できるという点に着目したのが身長計ガーゼケットです。
ガーゼケットとは、ガーゼを何枚も重ねた寝具で、層の間に空気が入っているので柔らかく体温を保ってくれる優れもの。
そんなガーゼケットに赤ちゃんの身長が分かるように数字が詩集されているので、寝ながら赤ちゃんの身長を計ることができます。身長計としても使えますし、おくるみやお昼寝のタオルケットと一枚でいろんな使い方ができるのも人気の秘密。
赤ちゃんの名前を刺しゅうした名入れギフトとしても人気があります。
喜ばれるギフトアイテム⑤:ベビーシューズ
出産祝いのベビー用品というと、すぐに使えるものを想像するかもしれませんが、成長してから使えるものもおすすめです。その中でもベビーシューズは、玄関に飾ると幸せが訪れるというジンクスがあり、出産祝いに贈る人も増えています。
ベビーシューズを実際に履くのは、歩き始める1歳前後になりますが、靴に慣れさせるためその前からお散歩で履かせることもあります。
また、赤ちゃんの靴はすぐに大きくなってしまうことから、買い替えにお金がかかるのでプレゼントとしてもらえると喜ばれます。ベビーシューズには、市販のものとブランド物、そして手編みや羊毛で作られた物がありますが、プレゼントするなら作りがしっかりしているブランド物がおすすめです。ベビーシューズのサイズは、1歳向けの11㎝~13㎝を選ぶようにしましょう。
喜ばれるギフトアイテム⑥:ブランド物のベビー服
赤ちゃんは1日に何回も着替えます。そのため、ベビー服は何枚あっても助かるものです。赤ちゃん用の洋服は、ロンパースにカバーオール、トップにボトムス、そしてセパレートタイプなどたくさんの種類があります。普段使えるものも嬉しいですが、ちょっと高価なブランド物は外出用として喜ばれます。
赤ちゃんの洋服はすぐに小さくなってしまいますし、お出かけするならおしゃれしたいと思うママは多いので、ブランド物のベビー服をプレゼントしてあげましょう。
ブランド物といっても、アイテムをチョイスすれば予算の範囲内でプレゼントすることが可能!
おすすめは、ミキハウスやコンビというメジャーなメーカーや、ラフルローレンやグッチ、バーバリーなどハイブランドのベビー服です。他の洋服との合わせやすさも踏まえて、主張し過ぎないさりげないアイテムを選ぶようにします。
喜ばれるギフトアイテム⑦:銀のスプーン
ベビー用品を選ぶ際、赤ちゃんの健やかな幸せを願うプレゼントもあります。そのアイテムのひとつに「赤ちゃんを悪いものから守ってもらえますように」との言い伝えがある銀のスプーンを贈るという風習があります。
「赤ちゃんが食べ物に困らないように」という意味も込められているので、他の出産祝いと違って、気持ちが伝わるプレゼントしても人気があります。
お守りというプレゼントは、他の出産祝いと差別化ができ、もらった家族も幸せな気持ちになるものです。銀のスプーンの形状は、カーブタイプとストレートタイプの2種類があります。カーブタイプは赤ちゃんが持って食べることができるデザインで、ストレートタイプは親が食べさせてあげるのに便利!そして長く使えるというメリットもあります。
銀のスプーンを贈るならおすすめは、ティファニーやクリストフルなどのブランド物や、赤ちゃんの名前が刻印されたものです。プレゼント用の銀のスプーンはデザインも豊富なので、赤ちゃんの幸せを願って選んでみましょう。
喜ばれるギフトアイテム⑧:葉固め
生後6ヶ月位になると前歯が生え始め、かゆくなり口にものを入れようとします。無意思に口に運んでしまいますが、実際はむず痒いという理由があります。口に入れるようになると目が離せませんし、赤ちゃんの不快感も何とかしてあげなければいけません。
そんな時に便利なのが葉固めです。葉固めのおもちゃを口に入れてカミカミしながら違和感を解消するので、遊びながら歯の成長を促し、そして食べ物を噛む練習にもなります。
葉固めには、自然の素材を使ったものや、天然ゴムを原料としたもの、シリコンやプラスチックなど素材の違いがあります。口に入れるものなので素材や安全性に配慮されたもの。こまめに洗浄ができるかどうかもチェックします。
そして、赤ちゃんが興味を示しそうな色や形を選ぶのがポイント!生後6ヶ月といってもすぐに使うことになるので、子供の成長を見越したプレゼントとしておすすめです。
喜ばれるギフトアイテム⑨:知育玩具
赤ちゃんと一緒に遊ぶ時に便利なおもちゃですが、赤ちゃんのお世話をしていると買いにいく時間がないので、プレゼントとしてもらうと喜ばれます。
音が出るおもちゃで遊ぶ姿も微笑ましいですが、おもちゃに興味を持つようになると親子で遊べるようになり、子育ても楽しくなるものです。
そんなおもちゃを贈るなら、遊びながら学べる知育玩具がおすすめです。知育玩具は、外出先でぐずってしまった時に使える他、家族のコミュニケーションにも繋がります。
知育玩具の選び方はというと、月齢に合ったもの。口に入れても安心な素材、そして赤ちゃんの五感を刺激しそうなものを選びます。木のおもちゃや、音の出る楽器、布絵本などは出産祝いのプレゼントとして人気があります。ベビー用品のギフトで迷ったら知育玩具もチェックしてみましょう。
喜ばれるギフトアイテム⑩:名前入りギフト
いろいろなアイテムをご紹介してきましたが、ベビー用品には赤ちゃんの名前を入れるギフトも人気があります。でもここで注意しなければいけないのが、名前入りを好まない人もいるという点です。処分にも困りますし、おさがりにもできないため、意見が分かれます。
そんな名入れギフトですが、さりげないものは好まれるので、イニシャルや名前をひらがなにしたアイテムは、記念になるので喜ばれます。名前入りが好まれるアイテムは、スタイに帽子、タオルやベビーリュック、ブランケットなどたくさんあります。主張し過ぎないデザインを選んでオンリーワンのアイテムをプレゼントしてあげましょう。
まとめ
出産祝いには赤ちゃんとママの両方が喜んでもらえるものを贈りたいと思うもの。ベビー用品のアイテムなたくさんあるので、それぞれの特徴や選び方の注意点を参考に、商品をチェックすることからはじめてみましょう。あなたが選んだものはきっと喜んでもらえるはずです。
ライター:yuyumi