出産祝いのプレゼントにハンドメイドでおむつケーキを作る人が増えているのをご存じですか?手作りならおむつの種類や枚数、そして育児グッズを厳選してデコレーションすることができるので、カスタマイズしてプレゼントすることができます。そこで、簡単だけどおしゃれに見えるおむつケーキを作る時の注意点と材料、そして作り方についてご紹介したいと思います。
おむつケーキは手作りできる
市販されているおむつケーキは、セット販売されているものが多いので、カスタマイズすることができません。おもちゃはこのブランドで、スタイはこのメーカーのものがあったらいいのにと思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
また、このセットのデザインは素敵だけれど、アイテムをもう少し足したいという場合や、内容はいいけど、予算オーバーしてしまうということも。
おむつケーキは、出産祝いのプレゼントとして非常に人気があるので、その分商品の数も多く、いろいろな商品が販売されていますが、何かを妥協しなくてはいけないという場合もあります。
ハンドメイドなら、100均に売っているリボンやレース、ドライフラワーなどを使えば、おもちゃにタオル、ファーストシューズまで世界にひとつだけのおむつケーキを作ることができます。
手作りなら、ママのためのハンドソープやアロマグッズなど、赤ちゃんとママの両方に喜んでもらえる出産祝いを作ることができるのです。
プレゼント用として販売されているおむつケーキは、見た目が非常に華やかですが、実は手作りで作るのは簡単!少しだけ注意点とコツがあるので、順を追ってチェックしていきましょう。
おむつケーキを作る時の注意点
おむつケーキを手作りで作る場合、赤ちゃんの肌に直接触れるものなので、衛生面の配慮が必要です。
おむつは1個ずつ丸めて個包装するタイプと、重ねてまとめる作り方がありますが、作る前には作業する台と指をアルコールで消毒をしてビニール手袋を着用して作業をするようにしましょう。
使うおむつは、おむつケーキのバランスを考えると、Sサイズの方が作業しやすく、作りやすいので、新生児用ではなく生後1ヵ月~3ヶ月で使えるSサイズがおすすめです。
おむつは、紙おむつ派と布おむつ派に分かれますが、お出かけ用で使い分けるという人もいますが、希望のおむつケーカーがある場合もあるので、事前にリサーチしておきましょう。
おむつケーキは、おむつのサイズと付属品の数で見た目が大きく変わります。
最初にこのようなものを作りたいというものを探しておき、イメージを描いておくと、効率よく作業をすることができます。
市販されているおむつケーキで気になったものや、SNSに投稿されているものをチェックして全体のイメージや段数、付属品は何を入れるのかあらかじめ考えておくことが、きれいに仕上げるコツになります。
おむつケーキを作る流れ
おむつケーキを作る場合、材料を買ってから作るのではなく、事前にリサーチしてイメージを膨らませてから必要なものを100均にチェックしにいきます。
ある程度、作るものを決めた段階で買い物にいき、実際に材料を見てアレンジできそうな場合は買い足していきましょう。
おむつケーキを作ったら、ラッピングして渡すまでが作業の流れになるので、おむつケーキ全体を覆うラッピングペーパーも準備が必要です。
おむつケーキ制作の流れは以下のようになります。
- 売っているおむつケーキをチェック
- 気になるものはスクリーンショットで保存
- 作りたいイメージ図を書く
- 材料を買いにいく
- おむつ
- アルコール
- プレゼントに加えたいもの
- デコレーショングッズ
- ラッピンググッズ
- おむつの下準備
- おむつを組み立てる
- デコレーションする
- ラッピング
全体の流れが分かると作業もしやすくなるので、上記をシュミレーションして次は必要な材料についてご紹介したいと思います。
おむつケーキの材料
おむつケーキに使う材料は以下をご覧ください。
- おむつ
- ビニール袋
- テープ
- ヘアバンド
- 厚紙
- ラップの芯(2段以上にする場合)
- デコレーション用のリボン
- はさみ
- グルーガン(あると便利)
全体のバランスを見て、ドライフラワーやリボンで飾り付けをしていきます。
デコレーションするものは、フェルトや布、シールにマスキングテープ、レースペーパーやセロファンなどがあります。
いろいろな100均をチェックしてみると、店舗によって売っているものや扱っているものが違うのでいろいろな100均を回って、飾りになるものを準備しておきましょう。
100均で買えるおむつケーキの材料になるものの一覧はこちら。
- マスキングテープ
- シール
- フェルト
- 羊毛フェルト
- 毛糸
- リボン
- ドライフラワー
- セロファン
- ワイヤー
- ビーズ
- モール
- アクセサリーグッズ
- ラッピングペーパー
- ラッピンググッズ
これらは、ごく一部なので、複数の店舗を回って気になるものをチェックしてみましょう。
手作りで作る場合の値段
市販のおむつケーキが1段で3,000円程度、2段以上になると5,000円~10,000円以上のものまであります。
手作りで作る場合、おむつ代とおもちゃやスタイをつけるなら、付属品代、そしてデコレーション代が必要です。
おむつはメーカーによって枚数と値段が違いますが、Sサイズの場合、50枚程度で2,000円前後になり1パックあれば十分なので、100均の材料を10個買ったとしても3,000円前後が手作りで作る場合の目安となります。
プレゼントしたいおもちゃや、アイテムがある場合、個別で用意する必要がありますが、その分、納得のいくプレゼントを作ることができます。
こだわりが詰まった手作りのおむつケーキは、気持ちのこもった暖かいプレゼントとして喜んでくれること間違いありません。
おむつケーキの作り方
おむつケーキは、土台となるケーキの外枠を作っておき、その枠におむつをはめ込んで作ります。作りたい段数によって、ケーキの直径が変わってくるので、以下の表を参考に外枠を作ります。
おむつケーキの大きさ | 使うおむつの枚数 | ケーキの直径 |
1段 | 20枚 | 20~25cm |
2段 | 30枚(20枚・10枚) | 25~30cm |
3段 | 50枚(30枚・12枚・8枚) | 35cm |
※使うおむつの枚数は、Sサイズを想定しています。
おむつは、衛生面を考え、ひとつひとつビニールに入れてテープで留めておきます。その際、作業する台やはさみなども除菌して作業環境を整えてからはじめます。
個包したおむつを束ねてヘアバンドで全体を覆って厚紙の中に入れます。2段以上にする場合は、真ん中に隙間を作ってその隙間にラップの芯を立てます。
土台と同じ要領でおむつをまとめてヘアバンドで固定します。3段ならその上にもう一度同じ手順で作ったおむつの台を重ねますが、高さが増えると難易度も増すので1段もしくは2段がおすすめです。
厚紙が大きい場合は、おむつの大きさに合わせて調節して、ヘアバンドと厚紙がぴったりするようにサイズを合わせます。基礎が作れたら、上段になる部分は平らに整え、バランスが悪い部分がないかどうかチェックします。
土台が作れたら次はデコレーションです。
ハンドメイドのおむつケーキは、デコレーションの仕方次第で印象が大きく変わってきます。
キャラクターのぬいぐるみや付属品を使えば、カジュアルなものになりますし、パステルカラーやレースを使うとエレガントな印象になります。
また、赤ちゃんの性別を意識して男の子ならブルーやグリーン、女の子ならピンクやオレンジで統一感を持たせるという方法もあります。
あなたのアイデア次第で、最高のプレゼントになるので、いろいろなおむつケーキを見て研究して作ってみましょう。
おむつケーキのデコレーションの仕方
おむつケーキのデコレーションの仕方は、市販されているおむつケーキを見るとよりイメージが沸くかもしれません。ぬいぐるみをトップに配置するとボリュームが出てきれいな三角形が作れますし、いろいろなヒントがたくさん詰まっているので、参考にしながら飾り付けをしていきましょう。
スタイや葉固め、おもちゃなどをプラスする場合、正面となる部分を決めて、全体のバランスを見て調整して配置していきます。色をたくさん用いたものはカジュアルでポップなおむつケーキになりますが、テーマとなる色を決めて統一すると全体をきれいにまとめることができます。
また、白と黒をベースにしたモノトーンや、リビングとの相性が良いベージュやアイボリーなどもおすすめの色です。ウェディングケーキをイメージさせるような、純白のおむつケーキや、濃い色から薄い色へとグラデーションをかけたカフェ風のおむつケーキなど、アイデア次第でいろいろなおむつケーキを作ることができます。
ケーキの正面となる部分を決めると、装飾がしやすくなるので、決めてから飾り付けしていきましょう。
おむつケーキのラッピング方法
おむつケーキを作ったら、最後はラッピングして完成です。おむつケーキよりも一回り大きなビニール袋に入れて、両端をリボンで留めるという方法や、台紙の上におむつケーキを置き、セロファンを被せて裏側でまとめて留めるというものもあります。
プレゼントなので、最後まで気を抜かずにきれいに仕上げることを意識しましょう。
また、レースやチュールでおむつケーキ全体を包み込めば、透け感がよりおしゃれに見えますし、色がついたカラーセロファンでラッピングしてもより華やかになります。
赤ちゃんの性別を意識した上で、ベースとなる色を決め、ワントーン薄い色合いでコーティングするときれいにまとまります。
手作りで作るおむつケーキは、おむつケーキ本体の仕上がりも大事ですが、ラッピングもオリジナリティが演出できるので、ぜひこだわって作ってみてください。
参考にしたいおむつケーキのアイデア
市販のおむつケーキは、ボリュームもありきれいにデコレーションされていますが、ハンドメイドなら100均に売っているアイテムを利用していかようにもアレンジすることができます。
光沢のあるサテンのリボンを使って、ゴージャスに見せることもできますし、ドライフラワーをあしらって、ママがリラックスできるようなお花のケーキも気に入ってくれることでしょう。
リボンは無地ならシンプルな印象になり、ボーダーやドット柄ならカジュアルな印象に仕上げることもできます。
リボンの柄ひとつで、見た目も大きく変わってくるので、色と柄、そして幅にも着目して吟味して選んでみましょう。
また、出産祝いを渡す時期もテーマを決めるヒントになります。春先なら桜をイメージした淡いピンクをテーマにしたおむつケーキや、夏生まれならひまわりをモチーフにしたものなど、季節感を意識したものも喜ばれます。
おむつケーキと言うと段数があるものを想像するかもしれませんが、シンプルに1段にして手作り感を出すという方法もあります。
デコレーションする部分が広いので、ぬいぐるみを真ん中に配置してもいいですし、赤ちゃんの幸せを願ってファーストシューズを飾ってもインパクトがある素敵なプレゼントになるでしょう。
ケーキの上に何を飾るかはあなた次第。あなたのアイデアで世界にひとつだけのオリジナルを作ってみましょう。
おむつケーキの見本は、インターネットの通販サイトで、実際に売っているものを見る他、SNSで投稿されているものにヒントが詰まっています。気になるものは、スクリーンショットで保存してまとめて見返すと、具体的に作りたいものが見えてきます。
いろんなおむつケーキを見ると、視野が広がりアイデアも生まれてくるので、検索してチェックしてみてください。
まとめ
おむつケーキを作るのは意外と簡単なので、気になっている人は売っているおむつケーキをチェックすることからはじめてみましょう。あのおむつケーキのこの部分と、このおむつケーキのこの部分を合体させたものを作ってみたいというように、イメージが膨らんでくるかもしれません。
ライター:yuyumi